2009年7月21日火曜日

バリアとやさしさ

横浜の旅行から感じたこと。
その②

横浜から帰りの新幹線で席を譲ってもらった。
のぞみの自由席は新横浜からでは満席。
一本後のひかりに乗るが、それでもほぼ満席状態。
二人並んで座るとこができない状態では、小さい子ども連れにはかなり厳しい。
子ども二人にベビーカーと大荷物を見兼ねてか、
50代の男性が、3列シートから2列シートに移動してくれ、席を空けてくれた。
ちょっとしたことかもしれないが、
小さい子どもを連れて、
旅疲れしている私達にとって身に沁みる優しさ。

おじさん、ありがとう!


休日には普段車で出かけることがほとんどなので、荷物を持ってベビーカーで
移動することの大変さを実感しました。

自動改札も荷物を掛けたベビーカーがギリギリ何とか通れる幅しかなく、
ぶつかってスムーズに通り抜けできず、時間がかかる。
まず大きな駅であってもなかなかエレベーターがないこと。
あったとしても端っこの隅がほとんどで、わかりにくく、使いづらい。

『バリアフリー』という言葉と概念に議員時代はよく触れましたが、
本当の意味をわかっていなかった気がします。
でも、よく考えると昔はエレベーターもエスカレーターもなかったわけで
それでも何とかやっていたわけで、それより今はずっと便利なはず。

昔は、見知らぬ通りがかりの人が、荷物を持ったりする姿が
もっと見かけられた気がします。

街はバリアフリーになっているけれども人の心のバリアが
高くなっているのではないかと感じます。
『バリアフリーは、まち(自治体)や鉄道が解決すべき問題という認識に
なっていないか?それで物事が解決するのか?』と自問自答しました。

席を譲ってくれたおじさんには心のバリアがなかった気がします。
知らず知らずの間に自分の心の中にバリアができていないか?
心のバリアをとって、人には優しくしようと決めました。

2 件のコメント:

ビズデザイン・木村 さんのコメント...

ここ数年のエレベーター設置は急速に進みましたね。でも建物の設計上の問題でしょうか、エレベータはいつもとても不便な隅っこに設置されています。上下移動はしやすくなったけど、平面移動が増えたという感じです。Kさんと一緒に行動した横浜でそう感じました。うちの子たちの時は平気でエスカレータに乗せて移動してましたが、今それをやっているとマナーのない親ってことになります。難しい問題ですね。

K さんのコメント...

確かにそうですね。
一人のときはなるべく階段を使うようにしています。運動不足解消の意味も含めて(笑)