2009年11月23日月曜日

30代女性の恋愛市場にみる人材価値

お叱りを受けるかもしれないが、辛辣に意見を書く。
あくまでも僕の周りの話として。

恋愛市場と就職・転職市場はよく似ている。

『コンパに強いものは、就活に強い』と友達の
キャリアコンサルタント達は口を揃えて、異口同音に言う。
これは、僕も正しい意見だと思う。

コンパと就職活動の面接は短時間の間に相手のニーズ(興味・関心)を
理解し(引き出し)、それに応える作業である。

でないと双方の思惑が一致しない。
自分の望むものでないなら敢えて一致させないという手段もあるが(笑)。

そういうわけで、コンパと就活の面接は類似である。


最近、また友人の女性達から恋愛相談が増えた。
僕が30過ぎの年齢であり、周囲も同じような年齢であるからか。

彼女たちは異口同音に『結婚に向かうような恋愛対象がいない』という。
そういう彼女たちにはいくつかの共通点があるように思う。

1.ルックスは悪くない。むしろ可愛い。
2.女子高出身者が多い。異性の友達が少ない。
3.4年生大学出身者が多い。学歴は悪くない。
4.性格的にも悪くはない。
5.趣味や考え方などそれほど強いこだわりはない。

一言で言うと、『決して悪くはないが、とび抜けてよくもない』。

そこそこの家庭に育ち、
そこそこの学校を出て、
そのそこの会社に勤めている。

社会人になった頃は、きっとチヤホヤされてたはず。
ルックスも性格もいいので。
そこにいるだけで可愛いがられた。

それに甘えて、努力をしてこなかった。
仕事であれ、趣味であれ。
ただ、何となく生きてきた。
何かひとつ抜けた才能があるとか、
何か努力を続けてきたとかがあれば、
大きく変わったのだと思うが。
総じて、世界が浅く、狭い。

なので、自分のこともよくわかっていない。
どうすれば、どうなれば、自分は幸せなのか。

誰もが人生(先)のこと考えて、何か一生懸命生きているとは思わない。
周囲や時間に流され生きている人もいることは確かだと思う。
それで結婚をして、幸せに暮らしている人もいる。
彼女たちに単に運がなかっただけかもしれない。

『恋愛=出会いの数×本人の魅力度』に分解されると思う。
これを書くと更に長くなるので、詳しい話は、別途の機会に。


本論に戻ると、
彼女たちは、強く結婚したいわけでもないが、
周りが結婚していくので、焦っている。
なので、お見合いという選択肢を選ばない。

ただ、結婚すれば幸せになれるわけではない。
僕の周りでも、離婚をする人もたくさんいる。

『結婚はゴールではなく、スタート』とよく言うが、
まさにその通りで、結婚後の方が努力が必要だと思う。

頭はハゲル、腹はデル、子どもは大きくなる。
そんなすべての物事が変化していく中で、
結婚という形だけは変えずにいるというのは、
当然ならがら無理が生じる。
その無理に耐えるだけの努力が必要だと思う。

自分自身、結婚生活を続けていて、ツクヅクそう思う。
これは結婚前に事前に結婚経験者にヒアリングをした
結果と変わらない。

結局、周囲に幸せにしてもらおうという考えは、
間違いだと思う。それは、幻想でしかない。
他人は自分を幸せにはしてくれない。
自分自身で幸せになるしかない。


恋愛と同じく30代に入ると転職も厳しい。
僕自身が身をもって実感した。
特に特異なキャリアと見なされるために
なかなか取り合ってくれる会社がなかった。

もちろん転職したからといって、仕事がうまくいくわでない。

要は、どんな立場であっても道はまだまだ半ばだということ。
常に一生懸命生きていないと幸せはついてこない。

楽な道を選んで幸せになれればいいが、
色々と厳しく難しい世の中で、なかなかそうはさせてもらえない。
それが、現実ではないか。

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